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今、党の強化について望むこと (3)

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 今、党の強化について望むこと (3)

 次のようなことがありました。チラシ配布の行動の中で言葉を交わすことができた老婦人がいました。
婦人は「年寄りは早く死ね」というのでしょうとつぶやきました。
そこで「今度の選挙ですが自民党ではダメです。社民党に入れて下さい」との私の言葉に「期日前投票をしてきた」と。
「では誰に」の問いに地元の自民党の現役議員の名前を上げていました。
年齢を問わず「地元意識=小選挙制度」を崩すことのできない事実の一面です。
しかしその現役議員も、民主党旋風の中で戦われた総選挙では開票開始早々に落選が報じられたことがありました。
この地元意識も時の政権の失政と野党の攻撃を含む大きな政治の流れで変わることがある一例でしょう。
では直近の地方選で社民党も議席と得票数を伸ばせたかと言えば答えは「ノー」でした。
言い換えれば地元の党組織(党員力)と支持組織(支持者)の力に限界があること、
ここにも高齢化の現象が如実に表れていることを知るべきです。

 

そして党員の実態があります。その多くが年金生活者です。ある総支部では現役党員は2名ですという報告があります。
党員は職場を持ってはいません。職場に党員が存在しないことを意味します。
党員は職場にあり、私たちは労働組合の運動を担っていてこそ影響力が発揮できたと常識の中で運動を進めてきました。
その党員も職場を離れ、その職場もすでに「脱社民党」となっている現状に成す術を失っているという現状がそこにあります。

 また我が子が小さい時には、近くの小学校から風に乗って流れてくる運動会前のプラスバンドの音色が耳に入ります。
しかし、その子どもも大きくなり高校生、そして社会人となればその音色も耳に入らなくなります。
これは私たちの意識はその時の関心ごとによって変わるということの一例です。 (つづく)


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