今、党の強化について望むこと (5)
あらためて整理をいたします。確かに社民党は地方組織を持っています。そこに党員が存在し地方議員も有しています。
この点においては「民進党」に勝ります。共産党組織とも「どっこい」の勝負ができる実態にあると確信をいたします。
しかしもはやかつての「党と労働組合の支持協力関係」は望めません。
よって職場(労働組合内)にあって党員の影響力は失いつつあります。
さらに多くの党員が年金生活者となっています。加えて高齢化です。
社会新報の配布についても手配りを通した読者との対話が柱でした。
またそのことが購読の継続と繫がりました。しかし党員の高齢化はその手配りも困難になっています。
また高齢者の運転事故が社会問題となっています。新報配布時の高齢者党員の事故は大きな社会問題となるでしょう。
また総支部とは名のみで全党員集会の開催においても出席者10名にも満たないという実態も少なくありません。
これらの事実を直視する必要があるのではないでしょうか。
この事実を直視して「何をつかみ取り、何をするのか」ということが論じられなければならないのではないでしょうか。
高齢化であってもその党員の周りには今までの活動の財産としての多くの支持者が存在をしています。
その支持者の皆さんもまた年金生活者です。そしてその皆さんによって地方議員の後援会が構成されています。
当然にしてその支持者の関心事は何かということになります。
それが「介護・医療、そして年金」という高齢者福祉の課題であると受け止めます。(つづく)